生きがい探し

夫の地域デビュー
還暦を迎えた夫は、仕事大好き人間で地域のことは全て私任せで した。
一昨年、自治会役員がくじで当たり、今まで通り私が引き受けるつもりでした。ところが会長のなり手がないのです。仕方なく地域のこともよく分からない夫に、会長を引き受けて貰いました。
夫は右も左もよく分からない中で、行政側の研修会に参加し、近隣地区の自治会長の熱心さに感化され、自分の地域は取り組みが遅れていると感じたようです。「地域の安心安全を守り住みよい環境を目指す活動は継続したい」との思い出でボランティアを募集しました。
団地は宝満川と西鉄駅の線路に挟まれて伸びている地域です。  川の土手の草刈りボランティア(36名)と防犯パトロール隊(30名)を組織し活動を始めました。
「老人会や福祉の生き生きサロンにはまだ入りたくない。まだまだお役に立ちたい。」と思われていた方には、集う場と活躍の場が出来ました。年2回のボランティアの交流会も開催しました。今年は、県から頂いた助成金でユニホームを揃え、外見からも意識統一もでき活動しています。
住んでいる地域をよくしたいとの思いは皆同じです。地域で役に立つ活躍をして見たいと思われている方は、自治会の役員を引き受けられると、同じ思いの方が必ずいらしゃるはずです。まずは地域デビューしてみては如何でしょうか。
今では、地域のボランティア活動は夫の生きがいになっています。そして、その仲間で趣味のゴルフ倶楽部も結成され、年4回楽しんでいます。(万年青 69 号2009年3月から)