1 協会の理念

  1.  私たちは、人間性を尊重し生き甲斐のあるシニアライフを創造します。
  2.  私たちは、ジェロントロジー(長寿社会の人間学)を研究しシニアの無限の可能性を追求します。
  3.  私たちは、地域社会におけるシニアルネサンス活動の発展に寄与します。

    2 ジェロントロジーとは

     ○ ジェロントロジーなる造語は、1908年ノーベル生理学・医学賞を受賞したイラア・メチコフが1903年提唱し、「人は加齢に伴い身体と心がどのように変化するとか」とのテーマが研究対象でした。「長寿社会の人間学」と理解されています。

     ○ 1964年加齢に関する調査研究及び専門を養成する機関として、米国南カルフォルニア大学にアンドラス・ジェロントロジーセンターが開設されました。

     ○ 同大学の草分け的存在のデビット・ピーターソン博士が「加齢は誰も止めることが出来ない。しかし加齢の速度を遅くしたり、美しい加齢にすることが出来る。」「高齢になったも学習能力が衰えない事を理解し、生涯学習を追求すべきだ」と提唱しました。

    上記の内容を身近な話題から、分かり易く解説した「茶の間からのジェロントロジー」をご覧下さい。

    茶の間からのジェロントロジー(齢について考える)

    3 シニアライフアドバイザー(略称SLA)とは

      

    この考えに共鳴して、1992年内閣府を主務官庁として日本における高齢社会の復興(ルネサンス)を目指して(財)シニアルネサンス財団が設立されました。
      その推進役を担う人材養成のため、シニアライフアドバイザー講座が1992年東京で、次いで名古屋、大阪、仙台、広島で開講され、1996年福岡でも開講されました。
      その役割は、中高年者への生活全般について相談行うもので「中高年齢者総合生活相談員」と定義されます。
    中高年者の大部分は、元気で自立した生活を送って居られるのが現状です。こうした皆さんを社会参加へと促進させ、具体的活動に結びつけ、元気な生活をいかに長く持続さるかとの課題へ助言できればと活動しています。

    4 九州シニアライフアドバイザー協会の歩み

      

    1996年の養成講座を受講後、1997年の設立総会経て、現在に至り2017年には20周年を迎えました。設立に際して上記の基本理念を掲げました。